仕事帰りに同僚達と歩きながら、「今年は蝉が鳴き出すのが遅いなぁ。」
そんな事をぼやいても、興味の無い人には伝わらなかった様で完全に独り言と成ってしまいました。
その翌々日位だったでしょうか。
ようやく、今年初めてシャンシャンと響く鳴き声を聞く事が出来て、また一つ季節が進んだ事を実感したのでした。
釣りにも季節感を求めて「虫」をイメージしたコンパクトなシルエットのスピナーを軸に組み立ててみる事にしました。
流下物を捕食している渓魚に対して、アップのアプローチが各段に反応が良いと聞いたことがあります。
この日、それを実感する事と成りました。
入渓場所より下流側に向かって良さそうな瀬が続いていた為、ダウンで釣り下ってみたのです。
ルアーは前述のスピナーです。
ところがバイトはおろか、チェイスさえも有りませんでした。
そして、今度は下って来た瀬をアップクロスで撃ちながら釣り上がる事にします。
すると先程の無反応がウソの様にヒットが続きました。
ダウンとアップのアプローチの差を感じる事が出来て非常に勉強に成りました。
スピナーはミノーと違いスレ難さも感じました。
リトリーブ中にコツコツと何度もアタックする感触が有ったり、ミスバイトの次のキャストでヒットしたりと反応が途切れ無いのはかなりの強みだと思います。
【タックルデータ】
ロッド:Jackson カワセミラプソディ532UL
リール:C2000HGS
ライン:PE0.4号・リーダー ナイロン5lb.
ルアー:Jackson エディ 3g