「今年の釣果はイマイチで・・・」とぼやく僕を気遣ってか、釣友のご厚意で癒しの空間へ案内して頂く事が出来ました。
とはいっても、楽園は簡単に誰もが踏み入れる様な場所ではありませんでした。
崖崩れの崩落箇所の直ぐ脇をソロリソロリと通らなければ成らなく成った時は、付いて来た事に軽く後悔の念が浮かびました。
しかし、一歩進む度に新鮮な景色が目に飛び込んできて疲労感はありません。
むしろ、日常とかけ離れたその光景は正に魂の洗濯。
駐車スペースから登山道を歩くこと1.5時間。
漸く河原へとたどり着きました。
ザックに仕込んできたパックロッドの真の価値を実感しながら準備に取り掛かります。
そして、釣り開始から僅か数投でイワナが出迎えてくれたのでした。
その後、三人で釣り上がりましたが、魚の反応は途絶える事無く楽しみながら釣ることが出来ました。
魚にも景色にも存分に癒されました。
噂通りの楽園ではあったけれど、この渓の生態もきっと繊細なバランスで成り立っている事と思うのです。
頻繁に通う事はせず、癒しが必要に成った時だけ、釣友に危険な道のりのお供をお願いしようかと思います。
それにしても、無事に帰って来れて良かった・・・
【タックルデータ】
ロッド:Jackson TroutUnlimited 452-UL(パック)
リール:C2000HGS
ライン:PE0.4 / リーダー ナイロン4lb.
ルアー:Jackson アーティストFR55・アーティストFR70・キャールブレード・アスリート55SFH・エディー3g