「危険な暑さ」という言葉がTVで飛び交っていました。
気温40℃を超える日が珍しくない今年の夏。
涼を求めて高原を目指しました。
しかし、暑いものは暑く日中の釣りでは釣果無く終わりました。
夕マズメはと意気込んだものの、分厚い入道雲に覆われ渓の核心部に辿り着く前に終了を余儀なくされました。
虫よけキャンドルの灯りで夜を跨いで、翌朝も渓に立ちます。
高原の朝は正にエアコン要らずの涼しさでした。
しかし、まとまった降雨が無い日が続いていた為か川は渇水気味の状況でした。
渓魚の姿はあるものの、なかなか食い切らないケースが続きました。
漸く最初の一尾を手にした時にはすっかり陽も高くなっていたのですが、これで一安心といったところでしょうか。
抜ける様な夏の空の元、渓を釣り歩くのは最高に気持ちが良いものです。
そしてその景色の中で出会う渓魚達は、決してセンチメートルでその価値が計れない尊さがあるのだと思う。
沢山釣れた訳でもなく大物が釣れた訳でもないのに、凄く満たされた気分に成れたのは、この景色とこのパーマーク。そして、おいしいお蕎麦のお陰だろう。
早いもので渓流シーズンも残すところあと一か月程と成りました。
沢山じゃなくていい、大きくなくていい。
忘れられない一尾に今年も出会える事を願って、残り少ないシーズンを楽しみたいと思います。
【タックル】
ロッド:Jackson:TroutUnlimited 501-ULL-AS
リール:2000SHG
ライン:PE#0.4
リーダー:ナイロン5lb.
ルアー:Jackson アスリート55SFH アーティストFR55